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コンビニ駐車場の長時間利用:合法か非合法か、訴訟リスクは?

小売店関連

コンビニ駐車場での長時間駐車はどのような法的リスクを伴うのか?

合法性と訴訟の可能性について、具体的な事例と法的観点から解説します。

コンビニ利用時のマナーと法律を理解しましょう。

 

コンビニで長時間の駐車に違法性はあるの?

交通法規上で考えると、「長時間の駐車を違法だ」と判断できる法律はないんです。

よって、合法であるか非合法であるかを断定的に言うことはできません。

 ただし、コンビニの駐車場のスタンスは、そのコンビニを利用中のお客様を対象にした一時的な無料駐車場ということです。

ここで重要なのが、「そのコンビニを利用中のお客様を対象にした」というところです。

多くの場合、コンビニエンスストアは私有地であり、その駐車場も私有地です。

私的な土地の場合は、交通法規が適用されないのが一般的で、罰則の対象とならない場合が多いです。

 

ただ、私有地への立ち入りや駐車には、所有者の許可が必要となります。

したがって、許可なく長い時間にわたって駐車することは、民法上の不法侵入には該当することはありますよ。

お店の許可なく駐車を続けていて、お店側に損害を与えたとされれば、民法上では規律違反になるということです。

 

「規律違反」と聞くと、少し悪いことをしているような気持ちも生まれてきませんか?

そういった少しの良心の芽生えがたくさん広まれば、コンビニを使用する人にも使用される側にも社会的に良い影響を与えていきます。

しかし、長時間の駐車が非合法とは言い切れないことをいいことに、「これくらいなら大丈夫だろう」と、安易に無断駐車をしてしまう人がいるのが現状です。

こういった意識が広く浸透してしまっていると、無断駐車を多く発生させる原因につながってしまうのかもしれませんね。

コンビニのように、便利で多くの人が利用する場所だからこそ、個人がモラルに適合する行動を心がけることが求められるといえます。

 

では、秩序を守った利用とそうでない利用とは具体的にどのような駐車が当てはまるでしょうか。

多くの人が安心した利用ができるよう、普段の自分と照らし合わせてみてくださいね。

 

一般的な利用とは

マナーやルールを意識した一般的な利用とは次のような場合です。

・駐車場は買い物が目的のための利用であること。

・買い物中や車両へ戻ったあとの駐車時間が一時的であること。

 

このように、目的や時間に配慮をした利用が一般的といえます。

ほとんどの人が上記のような利用方法を常識的にしていると思いますが、反対に迷惑だと思われる駐車はどういったものが当てはまるでしょうか?

 

マナー違反や迷惑だと思われる利用とは

マナー違反や迷惑になるケースは以下のような場合があります。

・店舗で買い物する以外の用事で利用すること

・仮眠や休憩場所として利用すること

・買い物をした際の一時的な利用にとどまらず、何時間も利用していること

コンビニの駐車場は、主に買い物客が短時間の利用をするために設置されています。

マナー違反な駐車をすることで、他の利用者がスペース不足になったり、買い物ができなくなったりする可能性もありますよね。

そうなれば、買い物ができなかった人が困るだけでなく、お店側の売り上げの損失にもつながってしまいます。

たとえ、あなたがルールを守ったことによって、目に見える大きな変化がないとしても、それは必ず倫理的に良い影響を与えているはず。

「自分ひとりくらいならいいだろう」と考えて行動するのではなく、自分のその行動こそが、他人に不利益をもたらしてしまうかもしれないという意識を忘れずにいたいですね。

自分ひとりの都合だけでなく、周りの人々や社会全体を考えて、マナーを守りましょう。

万が一、お店の人とトラブルになってしまった場合は、何らかの対応をしなければいけません。

その際、金銭の支払いが生じる可能性があるのか気になる人もいますよね。

次では、「罰金があるのか」について説明します。

 

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コンビニで駐車が長いと罰金はある?

罰金を支払うことになるケースは、ほとんどないでしょう。

前章でも言いましたが、駐車場が私有地である以上は、交通法規上で「長時間駐車を違法だ」と断定できる法律がありません。

しかし、「罰金」というお金を払う義務はなくても、金銭の支払い自体が全くないともいえないんですよ。

実際に、お店側にお金を払ったケースも発生しています。

駐車場に「無断駐車はおやめください」「反則金が発生する場合があります」などの注意書きが掲示されているのを見たことがありませんか?

駐車場の管理者が自主的に設けているものであり、これにより法的な罰金の義務が発生することはないです。

しかし、迷惑の度合いによっては、お店側とトラブルになり、「お金で解決しよう」という話になることもあるということですね。

 また、仮にお店側から損害賠償請求をされれば、理屈上はお金を払わないといけないケースが考えられます。

上記のtwitterや画像のように、「レッカー移動致します」というのを見たことがある人もいると思います。

この場合、レッカー代は車の所有者に請求されることがあります。

例えばコンビニのオーナーさんが訴訟に至り、裁判所で「民法上の不法侵入」という判断をされた場合には支払う義務が発生する可能性が高いです。

 

ライブドアニュース

ただ、このたぐいで訴訟まで起こす人はほとんどいませんが、金銭を払う義務はないというわけではありません。

 

お金を払う義務の有無に関係なく、迷惑駐車で困っている人のことも考えると、私たちが努めるべきことは何なのかを考えることは社会人として、大人として当然のことだと思います。

 快適な利用環境づくりに努めることは、利用する私たちにとっても良い影響があるものです。

最後に駐車場でのマナーについてまとめましたので、快適にコンビニが使えるように役立ててみてくださいね。

 

コンビニの駐車では使用時間やマナーを守ろう

 利用時間の過剰やマナーの欠如は、周囲へ迷惑をかけます。

駐車の際は次のような点に気をつける必要があります。

 

①長い駐車を禁止する内容や、時間制限を設ける提示がある場合はその意向にできるだけ従う。

 店舗形態によっては様々な駐車場環境があります。

目立って駐車スペースが少ない場合や、日ごろから迷惑駐車が多い地域であれば、お店側が注意喚起の提示をしたくなるのも理解できますよね。

そういった事情をくみ取って協力的な使い方をするようにしましょう。

 

②車を駐車したまま、何時間も別の場所に出かけるといった行為はしない。

 コンビニは24時間営業していて、車の入れ替わりは激しいです。

そんな状況下で、特定の車が何時間も放置してあれば当然目立ちます。

これは、トラブルを引き起こすリスクを自分で作ってしまっているようなものです。

近くのコインパーキングの使用や利用する施設での駐車を心がけましょう。

 

③どうしても長い駐車が必要な場合は、事前に店員スタッフに相談して、許可を得る。

 駐車場の土地の所有者が「使っていいよ」と承諾してくれれば、問題はないです。

もちろん、あらゆる場面で相談さえすれば、駐車が許可されるという意味ではないです。

常識的な範囲内で、緊急で駐車が必要な場合は、相談をすれば店舗側も理解を示してくれるでしょう。

お互いに誤解のないように必要に応じてコミュニケーションをとり、問題回避につなげてくださいね。

 

コンビニ迷惑駐車その場の長い時間の駐車は非合法?まとめ

長い時間コンビニの駐車場を占拠することに対して、法律で罰せられることはごくまれです。

しかし、駐車場を利用したい人たちの利便性を損ね、お店側にも迷惑がかかってしまうことはまちがいありません。

駐車場でのルールが守られ利用者が安心して使えるようになるかどうかは、利用する私たちの思いやりや良心にゆだねられている部分が大きいです。

自分自身に問うてみて、迷惑行為だと思うのであればそれを避けることが、良識ある利用者としてのモラルではないでしょうか。

自分自身にとっても周りの人にとっても、良好な環境づくりとなるよう貢献できたらいいですね。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました、他の記事もぜひ読んでくださいね^^

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